デーツは、そのままでも十分おいしいフルーツですが、他の食材と組み合わせてもおいしく食べることができます。特にくるみなどナッツ類との相性は抜群です。
デーツとくるみの相性が良い理由や、そのおいしい食べ方などを解説していきます。
デーツとくるみの相性が良い理由とは?
デーツとくるみは組み合わせられることが多いのですが、そこには理由があります。
デーツもくるみも栄養たっぷり
デーツはもちろん、くるみにも嬉しい栄養素がたくさん詰まっています。
デーツは、脂質がとても少なく、それでいてカルシウム、βカロテン、カルシウム、マグネシウム、食物繊維などが豊富です。それでいて低GI値食品と言う特徴も併せ持っているので、そういった点からも注目されています。
デーツの栄養素はこちらの記事にまとめています。
一方で、くるみは、オメガ3脂肪酸、抗酸化物質、ビタミンやミネラルと言った栄養素が豊富に含まれています。その中でも、オメガ3脂肪酸や抗酸化物質は注目すべき栄養素です。
コレステロールや中性脂肪、またアンチエイジングなどでこれらの栄養素を気にしている人も多い中、これらが豊富に含まれているのはクルミの強みです。(*1)
風味のバランスがとても良い
デーツのまろやかな甘さとクルミの風味は、とても良く合います。アーモンドの入った甘いチョコレートがおいしいのと原理は同じですね。
また、デーツはとても柔らかいドライフルーツなので、しっかりしたくるみの歯ごたえとの対比も楽しむことができます。
デーツとくるみを一緒に楽しむ方法とは?
デーツとクルミは相性ぴったりの食材ですが、食べ方にもレパートリーがあります。よく食べられている方法について紹介していきます。
デーツにくるみを挟んで素材をそのまま
デーツ(ナツメヤシの実)のドライフルーツにくるみを挟んだおやつは、中東や台湾といった場所ではメジャーなお菓子です。
こちらが台湾で食べられている椰棗核桃です。
台湾のクルミを挟んだデーツの商品は椰棗核桃という名前ですが、言葉が分からなくても何となく中身を察するところができるのが漢字の強みですね。
こちらはUAEのドバイに1号店のある『VIVEL PATISSERIE』(*2)のデーツにナッツを挟んだお菓子の詰め合わせです。
クルミのほか、アーモンドやヘーゼルナッツ、オレンジピールなど、いろいろなものが挟まれています。UAEでは日常的にデーツが食べられていて、その食べ方もさまざまです。
一方で、こちらはシンプルなデーツやデーツシロップを販売しているデーツクラウンが販売している一覧です。(*4)アーモンドやヘーゼルナッツ、オレンジピール、ピスタチオと入っていて、VIVEL同様にいろいろなものを挟むことが主流なことが伺えます。
このあたりの商品は、残念ながら日本で見掛けたことはありませんが、通常のデーツ屋デーツシロップは日本でも購入することができます。とてもおいしいデーツなので、甘さや食感の好みに合わせて選ぶことができます。
デーツとくるみを固めて食べる
話題になっていたエナジーボールのように、固めて食べるおやつとして気軽に楽しむ方法もあります。こちらは素材そのままの形ではありませんが、そのおかげで携帯しやすく食べやすいのが特徴です。
このデーツバーは、デーツをメインにしつつも、ナッツなど栄養価の高い食品を合わせて身体に嬉しい栄養満点のおやつバーにしたものです。デーツの産地としてもメジャーなイラン産のデーツを使用しています。
過去に anan でも掲載されて、カラダに良いものとして紹介されていました。イラン出身で日本の大学で学んだ社長が経営する会社が、日本で製造しています。(*3)
まとめ
デーツとくるみは、それぞれそのまま食べてもおいしい食べ物ですが、合わせて食べてもとてもおいしく楽しめます。日本にいても、各国で食べられているお菓子を試してみることもできます。
もし、自分で手作りしてみたい場合など、デーツありのままのデーツを手に入れるのであれば、たくさんの種類のデーツから、自分好みのデーツを見つけ出す必要があります。こちらの記事では、デーツを産地別に解説しています。どんなデーツがあるのか気になるときは、読んでみてくださいね。
*2 https://vivel-japan.com/
*3 https://www.bioseed21.com/html/date/bar/bar.htm
*4 https://www.alfoah.ae/stuffed-dates-brand/