DATE CROWN(デーツクラウン)ブランドのデーツについて、実際に食べ比べた感想、特徴やおすすめの商品まで解説していきます。UAE(アラブ首長国連邦)を産地とするデーツで、セミドライ、シロップ、ペーストと色々なタイプがあります。
デーツクラウンのデーツは、見ためはそっくりなものの味にはそれぞれ特徴があります。おいしいデーツなのですが、お目当ての味に辿り着ければますます美味しく感じられます!
私もリピートしているおすすめのデーツなので、悩んでいる人のお役に立てたら嬉しいです。
DATE CROWN(デーツクラウン)デーツの特徴
- 産地はUAE(アラブ首長国連邦)
- 製造はAl Foah社
- 無添加・砂糖不使用・非遺伝子組換えの安心仕様
- オーガニック認証取得
- 豊富な商品展開
デーツクラウンというデーツについて、共通の特徴についてみていきます。
産地はUAE(アラブ首長国連邦)
デーツクラウンは、UAE(アラブ首長国連邦)からやってきたデーツです。
UAE(アラブ首長国連邦)は、デーツの生産量が世界第9位(*1)の国になります。デーツの生産がとても盛んな国ですね。
製造はAl Foah社
Al Foah社は、デーツ製品を世界展開している企業です。かなりのスケールをもった自社農場も所有しています。
また、youtubeチャンネルを開設するなど、Al Foah社は企業の情報も積極的に開示しています。海外の企業はなかなか情報を得ることが難しいので、商品の様子など分かりやすいのは嬉しいですね。
日本で輸入販売しているのはUSOUQという会社です。UAEのデーツに惚れこんだ社長が販売のために立ち上げた会社です。インタビューからも、デーツに対する熱意がとても感じられます。(*2)
ユースークは、UAE産のデーツに力を入れていることから、デーツクラウンの他にもロイヤルデーツなども輸入しています。
無添加・砂糖不使用・非遺伝子組換えの安心仕様
アルアインにあるAl Foah社のナツメヤシ農場は、世界最大の有機農場です。農場の面積は634.6ヘクタール、ヤシの木が63,000本ということで、規模が大きすぎて想像が追いつきません。その恵まれた環境で育てられたデーツが製品化されています。
Al Foah社はファームの映像も公開しており、製品化されたデーツとは違った、ナツメヤシの木になっている様を見ることができます。大量のデーツが木になっているさまは大迫力です。
オーガニック認証取得
オーガニックである点に関しては、ECOCERT(フランスのオーガニック認証機関)とESMA(エミレーツオーソリティフォースタンダードアンドメトロロジー)という2つの専門機関からの認証を受けています。
また、工場や農園の様子などを動画にするなど、生産の様子を積極的に発信しています。こちらが工場の様子です。たくさんのデーツが工場で製品に生まれ変わっていきますね。
豊富な商品展開
品種の他にも加工品の選択肢もあり、セミドライ(KHENAIZI(クナイジ)、KHALAS(カラース)、FARD(ファード))、シロップ、ペーストと、3種類のタイプから選ぶことが出来ます。
セミドライタイプについては、海外ではナッツ入りやチョココーティングなどデーツを使った色々な商品を製造していますが、現在はプレーンなタイプのデーツのみ日本へ輸入されています。
DATE CROWN(デーツクラウン)セミドライデーツの品種と商品の特徴とは?
デーツクラウン シリーズでパッケージは共通
パッケージはDATE CROWN(デーツクラウン)として統一されていて、色違いにはなりますが、基本的な梱包は3品種とも同じで、共通になっています。
こちらはカラース種のパッケージです。箱入りのデーツは見た目も豪華で、異国感も満載です。アラブのものや、ドライフルーツが好きな方へそのまま贈り物にできるくらいしっかりした作りになっています。痛みもなくきれいなままで届きました。
箱を開封すると、中にはこのようにデーツがぎっしり入っています。1kgのデーツです。
デーツクラウンの見た目や味、食感をチェック
クナイジ、カラース、ファードの3品種は、パッケージは色違いでそっくりなのですが、実際のデーツはそれぞれ味や食感が異なります。
KHENAIZI(クナイジ)種
- 黒糖のように甘い
- 果肉が柔らかくて食べやすい
- 粒はやや小ぶり
かなり濃い色合いをしているのが特徴です。
見た目のとおり、黒糖のような、濃厚な甘みがあります。小ぶりではありますが、その濃厚さで存在感があります。果肉が柔らかいので、とても食べやすいデーツですね。
KHALAS(カラース)種
- 甘さはやや控えめ
- 果肉が柔らかい
- 粒のサイズはやや小ぶり
カラース種はやや淡い色合いをしています。色の違いが写真で伝わるかなと思いつつ撮影しましたが、かなり分かりやすく差が出ました。前述のクナイジ種と比べてみてくださいね。
カラースは、甘さ控えめで羊羹のような優しさがあります。初めて食べたときも何故か馴染みのあるように感じる、ほっとする風味です。3種類の中では一番柔らかい食感です。
FARD(ファード)種
- 甘さはやや控えめ
- 皮がしっかりしていて噛み応えがある
- 粒のサイズは中寄りの小くらい
クナイジやカラースと比べると、ちょっとだけ大きいサイズです。デーツクラウンのデーツはどれも小ぶりでつまみやすいので、それでもデーツの中では小ぶりな部類に入るくらいの大きさになります。
粒を見ても、デーツの皮がピンと張っているのが分かるかと思います。このハリのある感じが、そのまま食感に現れます。
ちなみに、この白い粉吹きは糖分が染み出たものになります。デーツは糖分が高いため、こういった粒を見掛けることがあります。干し柿と同じ現象ですね。
ファードは、つるんとしたハリのある皮がしっかりしていて、噛み応えがあるところが特徴です。甘さはやや控えめです。粒がやや小ぶりで甘さも控えめですが、皮と果肉がしっかりしているため、食べ応えのあるタイプです。
DATE CROWN(デーツクラウン)デーツ加工商品の特徴
デーツクラウン シロップタイプ
- 甘味シロップの代わりになる
- とろみがあるため調味料にも使える
デーツのコクのある甘さをそのままシロップにした商品です。サイズは400gのみになります。
シロップとしてそのまま使うのはもちろん、調味料代わりに使える優れものです。甘味料的な役割を果たしてくれます。
デーツクラウン ペーストタイプ
- ペースト状でシロップより水分が少ない
- お菓子に練りこんだり調味料に使える
デーツクラウンでは、シロップの他にペーストタイプも発売しています。
ペーストタイプは、水分が少ないため、お菓子やパンに練り込んだりするのに向いています。シロップと同様に調味料として使うことも出来ます。
北アフリカの地域で食べられているマクルードなど、デーツはフィリングとして利用されています。そういった、シロップだと対応が難しいものはこちらを使うと便利です。
#マクルード
クスクススムール300gに無塩バター20g溶かしてベーキングパウダー小匙2混ぜ、お湯を2カップ少しずつ入れながら揉みます。先祖返りさせ生地にします。生地伸ばし、デーツの餡をのせ閉じて菱形に切り油で揚げてシロップ漬けして完成です。カリントウの様な味のチュニジアデーツ菓子です。 pic.twitter.com/h2n3f6Hg29— chef (@CarthagoChef) April 3, 2019
チュニジア料理店の方が作っている様子をあげてくださっていました。デーツのペーストがしっかり包まれていますね。
まとめ
- 手頃な価格で高品質なUAE産のデーツを試すことができる
- 小ぶりなデーツを楽しみたい時にちょうどよい
- 異国感溢れるパッケージがかわいい
DATE CROWN(デーツクラウン)のデーツは、小ぶりで食べやすく味の種類も豊富なところが強みです!クナイジ種の濃厚な甘みはとても特徴的ですし、他の美味しい品種もあまり他では見られません。
ぜひお気に入りを見つけてみてくださいね。
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カラース種(1kg)の価格(*3) | 1,690円(Amazon) Amazonの売り場を見る 楽天市場の売り場を見る |
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ファード種の価格(*3) | 998円(Amazon) Amazonの売り場を見る 楽天市場の売り場を見る |
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*2 https://vegewel.com/ja/style/usouq
*3 記事掲載時点での参考価格