デーツは栄養満点のフルーツですが、夜より朝などに食べましょうとよく言われます。なぜ夜はない方が良いのか、夜に食べたいときはどうすれば?という点について、考えて実践していることを解説していきます。
理由が分からなければ対策も立てられません。なぜそう言われるのかが分かれば、それに合わせて対策できます!
私も夜に食べたくなることがあるので、そういう時はひと工夫してたべるようにしています。
デーツは夜に食べない方が良いと言われる理由
なぜ朝や昼を勧められるのか、とても明確な理由があります。
デーツは糖質が高いフルーツだから
デーツは、栄養価が高い果物ですが、同時に糖質も高い果物でもあります。
デーツの主なカロリーと糖質です。カロリーは、たんぱく質、脂質、炭水化物から産出されるもので、脂質が低いデーツでは糖質の高さがカロリーに関係しています。
デーツの可食部100gあたりの栄養素(*1)のうち、主なエネルギー源はこのようになります。
カロリー(kcal) | 266 |
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脂質 | 0.2 |
炭水化物(うち食物繊維) | 71.3(7) |
食物繊維も豊富なのですが、それでも糖質が多いことが分かります。その分エネルギーとしては優秀です。イスラム教の断食後に水とデーツを食べていた、砂漠を旅するときにデーツが役立っていた、といったことも納得の数値です。
つまり、夜に食べると使われないエネルギーが蓄えられて太るからやめておこう、という理由なのです。
糖質がとても高いのが目立つデーツですが、実はGI値はとても低く、低GI食品に分類されます。
研究結果を見ると、その数値は31~50
(*2)です。食べ合わせなどによって数値は変動しますが、55以下であることが低GI食品としての基準なので、どんな食べ方をしてもこれを超えないことになります。
この点をそれぞれ考えると、夜にたくさん食べることはおすすめしないけれど、一口も食べるなということでもないという結論に至りました。
デーツを夜に食べるための工夫
デーツを夜に食べたい!と思ったときは、無理せず自然に楽しめるひと工夫が有効です。
デーツは小粒サイズのものを選ぶ
デーツは、ものによって大きさがかなり違います。デーツの糖質を見たときは可食部100gで換算していますが、これを1粒単位で考えようとすると、どのくらいのサイズのデーツなのかによって変わってきます。
小粒なものであれば1粒が10g程度になります。つまり、糖質は1粒で6gくらい。がっつりダイエットしている人にはこれでも厳しいかもしれませんが、そうでなければ許容できます。
デーツを他の食品との合わせ技で食べる
プレーンヨーグルトなどと一緒にデーツを取ると、GI値がより低く抑えらえるため、太るのを防ぐ働きをしてくれます。
GI値の産出結果(*2)を確認すると、ヨーグルトと一緒に食べた場合のGI値がより低い傾向にあることが分かります。プレーンヨーグルトと一緒に食べている場合のGI値は20~30台までの数値です。
GI値は、食べ物の血糖値の上がりやすさを指標としたものです。血糖値が一気に上がると脂肪を溜め込みやすくする物質が過剰に出てしまうため、この値が低いことは、結果的に太ることを防ぐことに繋がります。
デーツを夜に食べたいときのおすすめ6選
夜に食べたくなったときのための、小粒でおいしいデーツをみていきます。ヨーグルトにすぐ入れられるような種なしのデーツもあります。
そのまま食べるときにおすすめな種ありデーツ
種ありのデーツは、食べながら種を避ける必要がある反面、つぶれにくく粒がきれいに保たれるメリットもあります。
デーツクラウン クナイジ種
このデーツは、小粒ながら黒糖のような濃厚な甘みが特徴です。1粒の風味が濃いので、少量でも『デーツを食べた!』という満足感が得られます。
デーツクラウン カラース種
このデーツは、甘さが控えめで果肉が柔らかく食べやすいというのが特徴です。甘さが控えめといっても、一般的な羊羹くらいの甘さはあるため、夜のお茶請けにもぴったりです。
ロイヤルデーツ クドゥリ種
クドゥリ種のデーツは、優しい甘さでありながら果肉はしっかりしている特徴を持っています。皮もピンとしていて、小粒でも食べ応えがあり、満足感のアップにつながります。
ヨーグルトに入れたりお手軽な種なしデーツ
何かに加えて使うときは、あらかじめ種が抜かれている商品を選べば調理の手間を省くことができます。
富澤商店 デーツ(種抜き)
パンやお菓子作りの材料が豊富な富澤商店でもデーツが販売されています。チュニジアのデーツで干し柿のような風味です。
種があらかじめ抜かれているので、そのまま食べる以外にも利用しやすいデーツです。控えめの程よい甘さがあるので、パンの材料に使ったりするのもおすすめです。
今川製菓 ドライデーツ
今川製菓のデーツはサイヤー種ですが、この品種は甘さも控えめで程よい固さがあります。癖がなく種も入っていないため、合わせやすいデーツです。製菓材料として使う時にもおすすめです。
小島屋 リグレットノア
ナッツ・ドライフルーツ専門店が厳選して仕入れているデーツです。
甘さが控えめで一般的な羊羹くらい、ドライ感があって歯ごたえがあることが特徴です。そのまま食べるのはもちろん、何かに混ぜてもしっかりデーツの存在感があります。
まとめ
デーツは、夜に食べるには糖質が多すぎる食べ物だと考えられます。でも、その原因である糖質の影響を抑えるための解決方法もいろいろ試行錯誤することができます。種類が豊富で、その甘さを活かしやすいデーツならではです。
時にはひと工夫したりと楽しみながら、デーツが日々の習慣になればと思います!
今回紹介したデーツ以外にも、通販で気軽に買えるデーツは多くあります。以下の記事では、甘さ別にデーツをまとめています。甘さからデーツを選んでみたいときには、参考にしてみてくださいね。
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デーツクラウン カラース種(1kg)の価格(*3) | 1,690円(Amazon) Amazonの売り場を見る 楽天市場の売り場を見る |
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ロイヤルデーツ クドゥリ種(1kg) 価格(*1) | 1,780円(Amazon) Amazonの売り場を見る |
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富澤商店 デーツ(種抜き)(1kg)の価格(*3) | 2,041円(Amazon) Amazonの売り場を見る 楽天市場の売り場を見る |
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今川製菓 ドライデーツ(1kg)の価格(*3) | 1,499円(Amazon) Amazonの売り場を見る |
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小島屋 リグレットノア(1kg)の価格(*3) | 2,150円(Amazon) Amazonの売り場を見る 楽天市場の売り場を見る |
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*2 THE UNIVERSITY OF SYDNEY Search for the Glycemic Index(http://www.glycemicindex.com/)
*3 記事掲載時の参考価格