お菓子は、国ごとに特徴があり、インドのお菓子もまたインドらしさが全開です。日常的に食べられているお菓子を見ていると、国の食文化に直結しているような、日本でよく食べられているものとは大きく違った雰囲気を感じます。
特徴的なものが多いインドのお菓子も、今では日本で気軽に買えるようになりました。お菓子ひとつひとつは高価なものではなく、その素朴なお菓子にはインドらしさが詰まっています。
普通のスーパーで取り扱っているのは見たことがないので、インドのお菓子に出会える機会はあまりありません。知らないお菓子を買うのは勇気がいりますが、一歩踏み出せば楽しいインド菓子の世界が広がっています。日本で買うことのできるものに絞りつつ、インドのお菓子を解説していきます。
インドの老舗お菓子メーカー ハルディラム(Haridiram’s)
日本にもいろいろなメーカーがあるように、インドにもスナック菓子のメーカーは色々とあります。その中でも、世界的に流通していて、良く見かけるのがハルディラム社のスナック菓子です。
ハルディラム(Haridiram’s)のお菓子とは
ハルディラムは、インドではメジャーなお菓子メーカーです。インドらしさのある、伝統的な素朴なお菓子をいろいろと発売しています。インドのスーパーに行くと、色々な種類のスナックがずらっと並んでいます。
スイーツやスナックの製造販売の他、レストランも経営しています。デリーにはたくさんの店舗があります。
ハルディラムは、インド国内だけではなく、世界に向けて輸出も積極的にされているようで、日本のインド食材を扱う店でもよく見掛けます。ハルディラムのお菓子はいつも同じ味で安定しており、『あ、今回はハズレか』というような、品質のムラを感じませんでした。
おいしくておすすめなインドのお菓子6選
癖の強さの塊のようなイメージのあるインドのお菓子ですが、実は食べやすいものも多くあります。気負うことなく、おやつとして気軽に楽しめます。ハルディラムのお菓子を中心に、気に入っているお菓子を紹介していきます。
ミニバッカルワリ Mini Bhakarwadi
見た目だけを見たら甘そうに見えるお菓子ですが、スパイスの効いたスナックです。甘いどころかむしろ辛く感じられるようなお菓子で、個人的には大好きなお菓子です。
ミニサイズの渦巻きスナックが、袋にたくさん入っています。後述するカッタミータやムングダルよりも大きさが一定で大きめなので、ポロポロ落とすのが心配なときにも食べやすい形状です。
辛いと言っても、それほどの辛さではなく、スパイスをしっかり感じられる、まさにスパイシーという表現がぴったりです。『インドらしい味』というイメージにぴったりの風味が楽しめます。
カッタミータ KHATTA MEETHA
いわゆる、ミックスナッツならぬミックス揚げ菓子です。一度にいろいろな味を楽しむことができます。揚げ菓子や揚げ豆など、本来なら別々に売られていそうな味のお菓子が一緒に入った、楽しいお菓子です。
KHATTAですっぱい、 MEETHAで甘いというタイトル通り、二つの風味が同居しています。もちろんより分けて食べるのではなくそのまま食べるので、口の中で混ざります。素材の味を楽しむというより、全体の絶妙さを楽しむタイプのお菓子です。
ミクスチャー MIXTURE
揚げた豆、ナッツ、ベビースターラーメンみたいなスナックなど、さまざまなものが入っていて、『こんなに全部混ぜちゃっても美味しいんだな…』ということを教えてくれるお菓子です。感覚として、こういったお菓子を混ぜる感覚はありませんでしたが、混ざっているからこその美味しさがあります。相乗効果が抜群です。ベジタリアンマークがパッケージにもあるとおり、ベジタリアンなスナックなのですが、かなり味もしっかりしています。
程よくスパイシーで、さくさく食べられてしまうお菓子です。
ムングダル MOONG DAL
こちらも名前も通り、緑豆(ムングダル)をパーム油で揚げたシンプルなお菓子です。製造工程自体がとてもシンプルなので、見た目もとても地味なのですが、地味な外見とは裏腹に、ひたすら後を引くおいしさをもっています。
ほんのり塩味で、とてもしつこくなく優しい味がします。普段はスパイシーなものが好きですが、そんな辛いもの好きでもやみつきになるおいしさです。塩味の揚げた豆でしかないはずなのですが。塩味じゃ物足りないかも?と思っていただけに、大正解のお菓子でした。
ソアンパブディ SOAN PAPDI
インドのお菓子は揚げたスナック菓子が比較的多い印象ですが、ソアンパプディは砂糖を飴菓子のようにしたお菓子です。とっても甘い味がします。
層状に砂糖を形作っていくので、日本の綿あめに近いのですが、綿のようにはなりません。繊維質の強い綿あめを固めたようなお菓子です。砂糖の塊で甘いのですが、甘い中にカルダモンの清涼感が広がっていくので、甘ったるさがなく爽やかです。
ソアンパプディについては別の記事で詳しく解説しています。ぜひ読んでみてくださいね。
プレーンカリ PLAIN KHARI
インドの味の強いイメージとは違い、シンプルで軽くとても食べやすいパイです。カリという名前ですが、カレー味というわけではありません。
こちらは、ハルディラムではなくアンビカの商品です。アンビカは、日本でも店舗を構えるインド食材店で、梱包もしっかりしているのでいつもお世話になっています。このプレーンカリは、パッケージもかわいく、良く見ると上の絵が繋がっています。パッケージもなんだかおしゃれですね。
パイは袋にぎっしり詰まっています。個包装ではありませんが、一つ一つが分かれているため、つまんで食べやすくなっています。
サクサクと軽い食感のパイは、まったく甘くありません。とてもシンプルな味をしているので、甘いチャイと一緒に食べると相性抜群のおかしです。ジャムを付けてもおいしく食べられそうな味と食感をしています。
まとめ
インドのお菓子は、スナック菓子から甘い伝統菓子までいろいろあります。インドといえばスパイス、スパイスと言えば辛い!!というイメージがありますが、辛いものが苦手でも大丈夫なものも多いのです。もちろん辛いものもあります。
インドの店舗が品揃え豊富なのはもちろんですが、現在は海外に行くのも難しい状況です。日本だとどこで売っているんだろう?と思っていたら、アジア食材店を探し歩かなくても通販で取り扱いがありました。
もし近所に食材店があればそちらで雰囲気を楽しみつつお買い物、もしなければ通販を使っておうちで楽しんでみるなど、環境に合わせてインドのお菓子を楽しんでみてくださいね。