甘いものはとことん甘い、そんなインドのお菓子ですが、このソアンパプディもご多分に漏れずしっかり甘いお菓子です。
日本ではあまり馴染みのないお菓子で、食べる機会もなかなかありません。実は結構おいしいお菓子なので、お菓子の作られ方から実際に日本で売られている商品まで、解説していきます。
ソアンパプディとはどんなお菓子?
ソアンパプディとは、一言でいうと飴菓子のようなものです。
層状に重ねられた砂糖で出来ている
溶かした砂糖とその他もろもろの材料を、層状に重ねて作ります。日本でいう、飴菓子のようなものをイメージするとそっくりです。
砂糖を層にするといえば綿菓子ですが、綿菓子と違うのはスパイス。ソアンパプディには、ソアンパプディにはスパイス(カルダモン)やミルクなど諸々が入っています。特にカルダモンはよく効いていて、ソアンパプディの風味を形作っています。
ソアンパプディを食べてみる
日本ではあまり見掛けるのことのないお菓子ですが、アジア食材屋や通販などでは日本でも流通しています。
有名なお菓子メーカー『Haridiram’s』
購入したのは、有名で安心できるハルディラム(Haridiram’s)社のソアンパプディです。
ハルディラムは、インドではメジャーなお菓子メーカーで、さまざまなお菓子を製造販売しています。実店舗はもちろん、スーパーのお菓子売り場にも大量に並んでいました。
メジャーなハルディラムは、輸出も積極的にされているようで、日本でも多くの種類のお菓子を買うことができます。ハルディラムのお菓子はどれもおいしく、食べやすいのが特徴です。
ぎゅっと詰め込まれたソアンパプディ
パッケージを開けると、ソアンパプディが詰め込まれています。照明の調子が悪くてちょっと色味が悪いですが、本来は淡い黄色です。パッケージと比べるとかなりシンプルかもしれません。良く見てみると、上に乗っているはずのナッツ類はかなり埋もれてしまっています。層状にしながら振りかけていくのかもしれません。アバウトです。
ハルディラムのソアンパプディは、初めから切り分けられています。塊を切る必要がないため、そのまま取って食べることができます。固いようで崩れやすくもある繊細なお菓子なので、切られていなかったらかなり大変でした。切っているうちにボロボロになりそう。
繊細ではありますが、切ってあるものを取る分には問題ありません。箸で取り出しても大丈夫なくらいの強度です。
見た目よりだいぶホロホロしています。はるばる海を渡ってきたソアンパプディ、すでにちょっと崩れたところもありますが、致命傷は負わずに済んでいますね。
甘さとスパイシーさがセット
砂糖で作られているので当たり前ですが、とても甘いです!甘いことには間違いありませんが、それでいて爽快感があって食べやすくもあります。カルダモンがとても効いていますね。
パッケージに『NATURAL CARDAMOM』とある通り、ソアンパプディはカルダモンが重要のようです。ミルクの風味はふんわりとあるくらいで、濃い感じではありません。
ソアンパプディは層状のお菓子なので、かじると層が剥がれてサクッと食べられます。口に入れた瞬間は固いのですが、あっという間に溶けてなくなるところが面白いです。本当にふわっと消えてしまいます。
まとめ
ソアンパプディは、砂糖の甘さとカルダモンの爽快感を一緒に楽しめるお菓子です。
主原料が砂糖なので、頭への栄養補給もしっかりできます。さらに1ピースで十分満たされるので、12ピースも入っていればしばらく楽しめます。濃く入れた紅茶やコーヒーと良く合います。
私が食べたものはプレーンでしたが、ハルディラムからはココナッツバージョンも発売されています。これぞインド!と言えるスパイス満点のお菓子を、ぜひ試してみてくださいね。