デーツには、種ありと種なし、二種類の商品があります。種ありと種なしの違いやそれぞれのおすすめまで、解説していきます。
それぞれにメリットと感じられる魅力があるので、特徴を理解すればより自分好みのデーツを見つけることができるようになります。デーツ選びの参考にしてみてくださいね。
デーツの種ありと種なしの違いとは?
デーツにおける、種ありと種なしの違いについて、特徴を解説していきます。
種なしは種をあらかじめ抜いたもの
種なしデーツは、種ありデーツからあらかじめ種を抜いて売られているものです。種なしブドウのように、種がない品種があるというわけではありません。収穫したばかりのデーツには、みんな種があります。
デーツの種は、大きく力強いものです。うっかり噛むと歯が痛かったり、食べにくいという難点があります。商品化する工程であらかじめ抜いておくことで、種を気にせず口に放り込めるよう工夫されたのが『種なしデーツ』なのです。
デーツを包丁で切り、中の種を取り出してきれいに洗ってみました。こうしてみると、デーツの大きさに比べ、そこそこ存在感のある種が入っていたことが分かります。
味そのものには変化がない
デーツは、品種ごとに味が違うのが特徴ですが、種の有無はあくまで工程の違いです。種のない品種があるというわけではないため、種の有無によって味が変わることは、基本的にはありません。
味は変わりませんが、種の有無によって、食感には若干の違いが現れてきます。
種ありと種なしでは食感が異なる
種ありと種なしは、その形状のために食感に違いが出ます。種ありは、種によって果肉が支えられることから、ふっくらとした瑞々しさを楽しむことができます。一方で、種なしは、種による支えがないため、いくぶん圧縮された歯ごたえがする、よりドライフルーツらしさを感じられる食感です。
どちらもそれぞれおいしいので、食べ比べて好みの食感を探してみると楽しめます!
デーツの種ありと種なしのメリット・デメリット
種ありと種なしの特徴をもとに、メリットとデメリットをみていきます。
種ありデーツのメリット・デメリット
- 品種の選択肢が多い
- 瑞々しいふっくらとした果肉
- 種を吐き出す必要がある
- 料理で使うときに種を取るのが面倒
種ありデーツの一番の魅力は、種類の豊富さです。品種もサイズもさまざまで、より自分好みのものを選びやすくなっています。
一方で、中の種が大きく頑丈なため、誤って噛んでしまうと痛いこと、種を吐き出すのが躊躇われるところでは食べにくいという難点があります。また、デーツの果肉をケーキやクッキーに混ぜ込んでもおいしいのですが、種を事前に取らないととても食べづらいお菓子になってしまいます。
種なしデーツのメリット・デメリット
- 種を吐き出さずに済むので食べやすい
- 料理に使うときにそのまま使える
- 品種の選択肢が少ない
- 果肉がドライ寄りで瑞々しさが少ない
種なしデーツの魅力は、なんといってもお手軽さです。果肉がドライ寄りで持ち運びやすく、種を吐き出す必要もないため、外出先でも口に入れやすくなっています。また、料理に使う際も種抜きの工程を省けるため、そのまま入れたり刻んだりするのにも便利です。
一方で、種なしとして売られているデーツは、どのメーカーを見ても、ある程度決まった品種が選ばれています。また、種がなくても潰れない品種として選んでいるのか、どれもドライ寄りの食感のため、生のフルーツさながらの瑞々しさを求めてるときには向いていません。
デーツの種あり、種なしの違いが楽しめるおすすめデーツとは?
種あり、種なしのそれぞれのデーツは、それぞれ違った特徴があります!それらの違いをふまえて、おすすめをみていきます。
種ありデーツのおすすめ3選
種ありのデーツは、品種もサイズも豊富です。甘みやサイズに幅があるので、どんなデーツが欲しいか思い浮かべながら選んでみてください。
DATE CROWN(デーツクラウン) クナイジ種
種ありデーツの中でも食べやすいのが、このデーツクラウンのクナイジ種です。果実が小さいため食べやすく、種も小さめです。
種があることにより、果肉のふっくらした状態がしっかり保たれています。
オタフク プレミアムデーツ
瑞々しさが特徴で、とても柔らかなデーツです。サウジアラビア産の、マジョールという品種のデーツで、濃い色味と大きさで高級感が漂います。
果肉が大きい分、種もかなり大きいものが入っています。デーツ1粒が大きいため一口で食べることは難しく、ゆっくり風味を楽しめるデーツです。
小島屋 デーツ マジョール
瑞々しさがあり、色も淡く、とても柔らかくふわっとしているデーツです。果実がとても大きく、種も大きいものが入っています。
オタフクデーツと同様に、とても食べ応えがあるデーツです。一粒をゆっくり齧りながら味わうことができます。
種なしデーツのおすすめ3選
種なしのデーツは、甘さがほどよく気軽に楽しめるデーツが揃っています。
デルタインターナショナル 種抜きデーツ
種がなくとも、形もきれいで程よい甘さと歯ごたえを楽しめるデーツです。ロカボナッツのイメージが強いデルタインターナショナルですが、ナッツ以外にもドライフルーツを多く展開しています。
羊羹のようなやさしい甘みで、とても食べやすいのが特徴です。小袋サイズで試しやすく、知っているメーカーのものでまずは試してみたい!というときに向いています。
小島屋 デーツ リグレットノア
瑞々しいデーツが多い小島屋では、ドライ寄りに位置しているデーツです。種がなくとも潰れてしまうことがない、歯ごたえのある食感です。
甘さも控えめで、いわゆるスティック羊羹くらいのナチュラルな甘さのデーツを楽しめました。ドライフルーツを取り扱う専門店の味を満喫できるデーツです。
今川製菓 無添加 ドライデーツ”
小粒でコロンとした、ドライ感のあるサイヤー種です。カルディブランドのデーツも、私が購入したときはこのサイヤー種でした。種なしのデーツの中ではメジャーな品種の一つです。
まとめ
デーツは、種ありと種なしそれぞれに魅力があります。用途や好みに合わせて、自分に合っているデーツを購入すれば、気軽においしく楽しむことができます。
インターネット通販のおかげで、デーツの選択肢は一気に広がりました。通販と実店舗、それぞれを使い分けつつ、ぜひ日々の生活にデーツを取り入れてみてください。
今回は、種の有無からみていきましたが、デーツは産地や品種ごとに違いがあるフルーツとしても知られています。それぞれの特徴についてこちらに詳しくまとめています。よりいろいろなデーツを知りたいときに、参考にしてみてくださいね。