デーツは美容や健康によいといわれ、アジアのマーケットでも人気の定番フルーツ。最近ではスーパーや通販でもよく見かけるようになりました。でも、いざ買おうとすると「種あり」と「種なし」があって、どっちを選べばいいのか迷ってしまうこともあると思います。

私も最初は、味が違うのかな?食べやすさかな?ってあれこれ比べてしまいました。
この記事では、デーツの種ありと種なしの違いや、それぞれの特徴、そしておすすめ商品までわかりやすく紹介していきます。どちらが良いかは使い方や好みにもよるので、迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。選び方のヒントがきっと見つかるはずです!
デーツの種あり・種なしってどう違うの?

デーツを選ぶときにまず目にするのが、『種あり』か『種なし』かの違いです。ここでは、見た目や味、食感などの違いについて順番に見ていきましょう。

どっちを選べばいいのか、最初は私もすごく悩みました。
見た目や中身の違いをチェック
デーツは、もともとすべての実にしっかりとした種が入っています。『種なし』という表記は、収穫後にその種を取り除いた状態で販売されていることを指しています。
つまり、『種なしデーツ』というのは、もともと種がなかったわけではなく、『種抜きデーツ』というのが正確な表現といえるかもしれません。

私も最初は、ブドウみたいに種のない品種があるのかと思ってました。
種ありの状態のデーツは、実の中央に縦長のしっかりとした種が入っており、うっかり噛むと痛い思いをすることもあります。種なしデーツは、その手間や不安をなくすために、あらかじめ加工されて販売されているのです。
デーツを包丁で切ってみると、果肉の大きさに対して種の存在感があるのが分かります。種を抜いたデーツは形がややくずれたように見えることもありますが、それは種を抜いたあとに空洞ができているからなのです。
ちなみに、包丁で切って取り出した種をきれいに洗ってみると、こんな種が入っていることが分かります!

それぞれのメリットとデメリット

デーツを選ぶうえで気になるのが、『種あり』と『種なし』のどちらにするかということ。それぞれに魅力がある一方で、使うシーンによってはちょっとした不便もあります。ここでは、特徴の違いをもとにメリットとデメリットを整理していきます。
種ありデーツの魅力と注意点
種ありデーツは、品種やサイズのバリエーションが豊富で、自分好みの味や食感を見つけやすいのが魅力です。種が入ったままで売られている品種は果肉がふっくらしているものが多く、やわらかさや瑞々しさをしっかり楽しめます。
とくにそのまま食べると、自然な甘みと果実感が引き立つため、デーツそのものをじっくり味わいたい人にぴったりです。果肉のボリューム感や自然な食感を重視する方には、種ありタイプが向いています!
一方で、デーツの種は大きめなことも多くて目立つので、種を吐き出すのが気になる場面や、見た目に気を使うようなシーンではちょっと不向きかもしれません。また、ケーキやクッキーなどに混ぜ込んで使いたいときは、事前にしっかり種を取り除く必要があり、少し手間がかかります。

おうちでゆっくりお茶を飲みながら味わいたいときには、選択肢が多い種ありは楽しみがいがあります!
種なしデーツが人気の理由
種なしデーツのいちばんの魅力は、なんといっても手軽さです。種を取り除く必要がないため、外出先でもパクッと気軽につまめて便利。小腹が空いたときや、仕事や勉強の合間にさっとつまみたい方には特におすすめです。
また、調理にも使いやすく、刻んでお菓子作りに使ったり、サラダやグラノーラに加えたりと、アレンジの幅が広がります。手間がかからないのは、忙しい人にとって大きなメリットです。ただし、種なしとして流通しているデーツは限られた品種に偏っている傾向があり、味やサイズの選択肢はやや少なめです。
また、果肉がやや圧縮されていて、種ありと比べるとドライ寄りの食感に感じる場合もあります。しっとり感やふっくらした果実感を求める方には、少し物足りないかもしれません。

種を噛んでしまうのが不安だったり、外出先で気軽に食べたいときにはとても便利です!
シーン別に選ぶならどっち?
デーツは、いつどこでどのように食べるかによって、向いているタイプが変わってきます。たとえば、自宅でゆっくり味わいたいときには、ふっくらとした果肉を楽しめる『種ありデーツ』がぴったりです。
一方で、通勤や通学の途中に食べたり、職場や外出先でおやつにしたいときには、手軽に食べられる『種なしデーツ』のほうが使い勝手がよく、ストレスも少なくなります。
また、調理やお菓子作りに使う場合も、下処理なしでそのまま刻める種なしが便利です。デーツを料理やスイーツに活用したい人には、断然種なしタイプがおすすめです。
逆に、食感や果実感を重視したいときは、やはり種ありの存在感も魅力的です。贈り物やおもてなし用として選ぶなら、見た目もふっくらして高級感のある種ありタイプが喜ばれるかもしれません。

どんな場面で使いたいかをイメージすると、ぴったりのデーツが見えてきます!
用途によって選び方は変わる?

デーツはただ食べるだけではなく、おやつ・料理・おもたせなど、いろいろな場面で活躍してくれます。そのシーンに合ったものを選べば、もっとおいしく、もっと気軽に楽しめるはずです!ここでは、使い方ごとにおすすめのタイプを見ていきましょう。
おやつやお茶うけに向いているのは?
おやつやお茶うけとして楽しむなら、どちらのタイプもおすすめできますが、好みで選ぶポイントが変わってきます。やわらかくて果肉のふっくら感を味わいたい人には『種ありデーツ』がぴったりです。
口の中でじゅわっと広がる甘みがあり、じっくり味わいたいときには特に向いています。ティータイムやおもたせ感覚で楽しむなら、見た目も食感も満足感のある種ありタイプが人気です。
一方で、外出先や仕事中にパパッとつまみたいときは、種を気にせずすぐに食べられる『種なしデーツ』の方が断然ラクです。

わたしは、家では種あり、持ち歩き用には種なしと使い分けています。
お料理やスイーツに使うなら?
デーツは甘さと香りを活かして、さまざまな料理やスイーツにも活用できます。手作りグラノーラやパウンドケーキなどに混ぜ込みたいときは、あらかじめ種が抜かれている『種なしデーツ』が圧倒的に便利です。
刻んだりミキサーにかけたりする場合も、すぐに作業できるので時短にもなります。キッチンでの手間を省きたい方には、種なしタイプが断然おすすめです。
一方で、ペーストにして甘味料代わりに使う場合など、丁寧に仕込む余裕があるなら、味や品種の選択肢が広い『種ありデーツ』を選ぶのもアリです。調理に使う場合は、最終的な風味や仕上がりとのバランスを考えて選ぶと、より満足感が高まります。
料理やスイーツに使う場合なら、ボトルに入ったなめらかなペーストタイプを使うのもおすすめです。

カップケーキの生地に混ぜ込んだりして使っていますが、自然な甘さをプラスできておいしいんです!
保存性や価格の違いはある?
保存性については、どちらのタイプも基本的には長期保存が可能な食品です。パッケージや乾燥具合によって個体差はありますが、種の有無によって大きな違いが出るわけではありません。
開封後は乾燥を防ぐためにも、密封できる容器や袋での保存がおすすめです。特に湿気の多い季節や冷蔵庫で保存する場合は、しっかり密閉することで品質をより保ちやすくなります。保存のしやすさは、タイプの違いよりも保管方法や包装状態に左右されることが多いです。
価格に関しては、あらかじめ種を抜く加工が加わっている『種なしデーツ』の方が、やや高めに設定されているケースも見られます。逆に、加工工程が少ない『種ありデーツ』は比較的リーズナブルな価格帯で手に入ることもありますが、これは品種や販売元、パッケージ形態などによっても変わってきます。

価格と用途のバランスを考えつつデーツを選びたいですね。
おすすめのデーツを紹介!

これまで紹介してきたように、デーツは『種あり』と『種なし』でそれぞれ特徴が異なります。ここでは、実際に人気のある商品をタイプ別にピックアップしてみました。

どれにしようか迷っている方は、まずはここから選んでみてください!
人気の種ありデーツ3選
『種ありデーツ』の魅力は、なんといっても果肉のボリューム感と瑞々しさです。品種ごとの違いもはっきり感じられるので、食感や甘さの好みで選ぶ楽しさもあります。
パッケージが異国情緒な雰囲気のものがあったりと、贈り物や特別なおやつにもぴったり。自然な甘みとふっくら感をしっかり味わいたい方には、まず種ありタイプから試してみるのがおすすめです。
ここからは、私のお気に入りで特に人気もある3つの種ありデーツをみていきます。
デーツクラウン クナイジ種

デーツクラウンの『クナイジ種』は、小粒ながらしっかりとした甘みがあり、食べやすさと味の濃さを両立した商品です。粒も種も小さめなので、初めて種ありを試す方にも向いています。
果肉のふっくら感もあり、食感のバランスが良く、口に入れた瞬間に自然な甘みが広がります。種ありデーツの中でも扱いやすく、普段のおやつに取り入れやすい一品です。

パッケージのサイズも豊富で、我が家でも大人気のデーツです!
オタフク プレミアムデーツ

サウジアラビア産の『マジョール種』を使ったプレミアムデーツ。果肉がしっかりしていて大きく、噛むたびに濃厚な甘みとコクが広がります。パッケージを開けたとき、そのきれいな色味と大きさにわくわくするデーツです。
一粒がかなり大きいため、ゆっくり時間をかけて味わいたい方におすすめ。高級感のある見た目なので、贈り物やちょっと特別な気分になりたいときにもぴったりです。果肉のジューシーさを重視する方にとって、満足度の高い一粒になります。

大きくてジューシーなタイプが好きな方には、ぜひ一度試してほしいです!
小島屋 マジョールデーツ

小島屋のマジョールデーツは、やさしい色合いとふんわり柔らかい果肉が特長です。やさしい甘さで、後味もすっきりしているため、しつこく感じることなく食べ続けられます。
こちらも大粒で食べごたえがあり、ゆっくりと噛みしめながら楽しむのに向いています。素材の良さがしっかり伝わってくる、ナチュラルな一品です。果肉のなめらかさと自然な甘みがバランスよく楽しめる逸品です。

ふわっとやわらかい口あたりが癖になるデーツです!
手軽で便利な種なしデーツ3選
『種なしデーツ』は、手軽さが最大の魅力です。袋を開けてすぐに食べられるため、おやつとしてはもちろん、調理にも使いやすくなっています。
とくに外出先や仕事の合間など、サッと食べたいときにも便利。「食べたいときにすぐ食べられる」という快適さを求める方には、種なしタイプがぴったりです。ここでは、人気のある手軽な種なしデーツをみていきます。
デルタインターナショナル 種抜きデーツ

ロカボナッツで知られるデルタインターナショナルが手がけた種抜きデーツ。クセのない自然な甘みで、ほんのりとしたコクと柔らかさがあり、とても食べやすい仕上がりです。
小袋サイズも展開されているため、まずは試してみたいという方にもぴったり。ブランドへの安心感と買いやすい価格帯が魅力の、初めての一品としておすすめです。

おなじみのメーカーなので手に取りやすいんですよね。
小島屋 デーツ リグレットノア

小島屋の『リグレットノア』は、ドライ寄りのしっかりした食感と、甘さ控えめな味わいが特長です。ややハードな噛みごたえがあり、自然派のスナックとして満足感もあります。
羊羹のような落ち着いた甘みで、スイーツというより「素材そのもの」を楽しみたい方にぴったりです。甘さが強すぎないデーツを探している方に、ぜひ試してほしいデーツです。

噛みごたえがあるタイプは、食べすぎを防げるのも隠れた魅力ですね。
今川製菓 無添加 ドライデーツ(サイヤー種)

サイヤー種のデーツは、小粒でドライ感のあるタイプが多く、パクパクつまめる食べやすさがあります。今川製菓のこちらは、無添加かつ大容量タイプで、コスパを重視したい方に人気のある商品です。
コンパクトなサイズ感で、お弁当やナッツと一緒に持ち歩くのにもぴったり。コスパも重視したい方や、日常的にデーツを取り入れたい方におすすめです。

カルディで売られているデーツと同じ品種ながら大容量なので、気軽に毎日食べられます!
まとめ

どちらを選んでも、自然な甘みとやさしい食感で日々の暮らしにちょっとした楽しみをくれるのが、デーツのすてきなところです。まずは気になったタイプから試して、自分に合ったデーツを見つけてみてくださいね。

私も用途によって種ありと種なしを使い分けながら楽しんでいます!