チャイは、いろいろなスパイスをミックスして作るスパイシーなミルクティーです。そのため、スパイスを集めるのが大変そう、作り方を見るとスパイスを挽くところから始まってる、など自宅で楽しむが難しそうに見えてしまいます。
せっかくのチャイを手軽に楽しめるように、あらかじめパウダー状になっているミックススパイスが売られています。どんな種類があるのか、どのような味なのかについても解説していきます。
チャイのスパイスとはどういうもの?
チャイには、多くのスパイスが入っています。1,2種類といった少ない数ではありません。
初めからミックスされているものが便利
本場インドでも、ティーに加えるだけでチャイを作ることができるミックススパイスが売られています。スーパーなどで売られているとてもメジャーなメーカーからも発売されているので、インドの人たちにも受け入れられているということです。
たくさんの種類のスパイスを、飲みたくなった都度挽いて使うのは大変です。普段から忙しい人でもチャイを楽しめるように、より手軽なパウダータイプになっているのですね。
何種類ものスパイスがミックスされている
チャイには何種類ものスパイスが使われていて、その種類にはバリエーションがあります。現在家にある二種類のチャイ用のスパイスだけを見ても、その違いが分かります。
例として、MDHから発売しているティーマサラとアンビカのティーマサラを比べてみます。
MDHのティーマサラは、アニスシード、しょうが、カルダモンシード、グリーンカルダモン、シナモン、黒コショウ、クローブ、八角、フェンネルが含まれています。一方、アンビカのティーマサラは、しょうが、黒コショウ、グリーンカルダモン、シナモン、ナツメグ、ベイリーフ、ヒハツ、ブラックカルダモン、クローブです。
入っているスパイスの種類が違うため、もちろん味も違います。自分好みのスパイスを見つける楽しさもありますね。
チャイ以外にも用途はいろいろ
チャイのためのティーマサラは、スパイスがミックスされたものなので、チャイに限定せずに使うことができます。他のミックススパイスと同様に、その味が合うものであればアレンジが可能なのです。
私が一番使っているのは、ブラックコーヒーに少し振りかける飲み方です。より身体の巡りが良くなってぽかぽかします。味もスパイシーさが加わっておいしいです。
チャイのスパイスをふり入れるだけ!おすすめパウダー
わたしが普段愛用しているチャイ用スパイスパウダーは、メーカーが違う二種類のチャイスパイスです。
MDH T-Plus Masala(エムディーエイチ ティープラスマサラ)
【原材料のスパイス】
アニスシード、しょうが、カルダモンシード、グリーンカルダモン、シナモン、黒コショウ、クローブ、八角、フェンネル
インドで有名なメーカーMDH(エムディーエイチ)が作るチャイ用のスパイスです。
八角が効いている印象を受ける味で、スッとした後味が特徴になっています。八つ橋などの和菓子で使われているニッキを思い出す人もいるようです。
Ambika TEA MASALA(アンビカ ティーマサラ)
【原材料のスパイス】
しょうが、黒コショウ、グリーンカルダモン、シナモン、ナツメグ、ベイリーフ、ヒハツ、ブラックカルダモン、クローブ
インド食材店を運営しているAmbika(アンビカ)から発売されているティーマサラです。立てられるプラスチックのパッケージで、細かい口と大きい口が二口付いています。移し替えなくてもそのまま使えるところが便利です。
MDHとの違いとして、八角などが入っておらず、代わりにナツメグなどが入っています。味がとてもシンプルなので、チャイ用のスパイスを初めて使うときにもとてもとっつきやすい風味です。
好きなスパイスを足してオリジナルにも
これらのチャイ用スパイスを元にして、自分好みにアレンジを加えることもできます。私は生姜強めな味が好きなので、このショウガパウダーを入れて自分好みに調整しています。
一からチャイ用のスパイスを作るのは大変ですが、ベースがある上でアレンジするだけなら簡単です。
まとめ
チャイは、おいしいうえに身体も温まる飲み物です。秋から冬にかけての寒い時期はもちろん、夏の冷房で冷えた身体も内側から温めてくれるので、一年中お世話になっています。
チャイは、スパイスを買って好きな紅茶に混ぜて作るほかにも、スパイスと茶葉がセットになったティーバッグも売られています。より手軽に試してみたいときは、こちらの記事も読んでみてくださいね。