石村萬盛堂「鶴乃子」の選び方!献上の特別感や小ぶりでかわいい季節限定品を実食レポ

日本のお菓子

福岡土産の定番「鶴乃子」は、100年以上愛されるふわふわの銘菓です。でも、いざ選ぼうとすると、通常の他に「献上」という名のついたものや、季節限定の味もあってどれにするか悩んでしまいます。

そこで、それぞれの特徴豊かな鶴乃子について、実際に食べ比べてわかったそれぞれの違いを整理しつつレビューしていきます!福岡が誇るふわふわの魅力を堪能できるように、現地で見つけた場所や通販などの買い方も解説しています。

とっても軽いお菓子なので、日々のおやつにもぴったりなんです!

福岡銘菓「石村萬盛堂 鶴乃子」とは?100年以上愛されるふわふわの魅力

福岡のお土産として不動の地位を築いている鶴乃子ですが、実はホワイトデー、もといマシュマロデー発祥のお店としても知られる、面白い歴史を持っているんです。まずは、長年愛されるマシュマロ生地へのこだわりと、気になる「献上」と「通常版」の決定的な違いから紐解いていきます。

福岡で愛され続ける「マシュマロ菓子」のルーツとこだわり

余った卵白を活かす発想から生まれた元祖ホワイトデーの銘菓

福岡のお土産屋さんで見掛ける、ふっくらとした白くて丸いお菓子。それが、2025年に創業120年を迎えた博多の老舗・石村萬盛堂の銘菓、石村萬盛堂 鶴乃子です。

手に取ると驚くほど柔らかく、口に入れるとシュワッと溶けるマシュマロ生地の中に、風味豊かな黄味餡(きみあん)が入っています。実はこのお菓子、もともとは「鶏卵素麺」という卵の黄身だけを使うお菓子を作っていた石村萬盛堂が、大量に余ってしまう卵白をなんとか美味しく活用できないかと試行錯誤して生まれたものなのです。

ものを大切にする心から生まれたこのお菓子は、やがて「バレンタインデーのお返しに、君(黄味)の心を白(マシュマロ)で包んで返す」という素敵なストーリーを生み出し、今のホワイトデーの起源になったとも言われています。

ふわふわのマシュマロと濃厚な黄味餡のバランスが絶妙で、緑茶はもちろんコーヒーにもよく合うんです!

何が違うの?「献上 鶴乃子」と通常版を徹底比較

ふくよかな食感の皇室献上品と手軽なサイズを用途で選ぶ

石村萬盛堂の店頭やオンラインショップを見ると、「鶴乃子」のほかに「献上 鶴乃子」という名前の商品があることに気づくかもしれません。

「献上 鶴乃子」は、その名の通り皇室への献上品として作られた、いわばプレミアムラインです。通常の鶴乃子よりも少し大きく、職人の手わざで一つひとつ丁寧に作られているため、マシュマロの弾力やきめ細やかさが格別です。中の黄味餡もより濃厚で、特別な日の贈り物として選ばれています。

一方で、自分用のおやつや、友人へのちょっとした手土産には、手ごろな価格と変わらぬおいしさの「銘菓 鶴乃子」(定番)が人気です!それぞれの特徴を簡単にまとめてみましたので、選ぶ際の参考にしてみてください。

種類特徴・食感おすすめのシーン
献上 鶴乃子職人技による極上の弾力と、風味豊かな濃厚な餡。サイズも少し大きめ。目上の方へのギフト、大切な行事、自分へのご褒美
鶴乃子(定番)ふんわりと軽い口溶け(機械製造)。伝統的な優しい甘さ。家族団らんのお茶請け、福岡土産の定番として

いろいろな「鶴乃子」を食べ比べ!贅沢な献上から小ぶりな季節限定まで

「鶴乃子」と一口に言っても、実はラインナップによって個性はさまざまです。ここでは、特別感のある「献上 鶴乃子」から手軽に食べられるのに特別感がある小ぶりな季節限定品まで、実際に食べ比べてみたものをレポしていきます。

思っていたよりちゃんとそれぞれ個性があって甲乙つけがたいんです!

いつでも楽しめる安心の美味しさ!通年販売の鶴乃子

福岡土産として有名な『鶴乃子』。いつでも買える鶴乃子は、グレードや味わいの違う「献上 鶴乃子」と定番の「鶴乃子」です。ここでは、一年を通していつでも楽しめるこの定番商品について、その違いを詳しくみていきます。

献上 鶴乃子|ふんわり生地としっとり餡が贅沢な「納得の逸品」

ふんわり生地と上品な餡の贅沢感は価格以上の納得できる美味しさ

「せっかくなら良いものを」という時に迷わず選びたいのが、この『献上 鶴乃子』です。見た目も高級感のあるパッケージになっています。

袋を開けると、通常の鶴乃子よりも気持ち大きめで、表面に少しシワがあるナチュラルな手作り感が特徴的。食べてみると、見た目通り皮はふんわりとしていて、中の餡は通常のとろりとしたタイプとは違う、ホクッとした和菓子らしい食感が楽しめます。

通常版より少しお値段は高いですが、食べてみればその違いに「なるほど!」と納得できる美味しさでした!

石村萬盛堂 鶴乃子|つるんと可愛い!お口でとろけるお馴染みの味

つるんとした生地ととろり餡がお馴染みの味で日々のおやつに最適

つるんとした丸いフォルムが愛らしい、お土産などで一度は食べたことがある人も多い、一番馴染み深い『鶴乃子』です。

献上鶴乃子が「ふんわり」なら、こちらは見た目通り「つるん」とした生地が特徴です。食べてみるとやっぱりふんわりとしていて、程よい甘さのとろりとした餡が絶妙にマッチしています。口の中でスッとなくなってしまう儚さがたまりません。

日々のおやつとして、気兼ねなく食べられるのが嬉しいです!

その時期だけの特別な出会い!旬を味わう「季節限定商品」

定番の美味しさもさることながら、その季節にしか出会えない限定の味も負けない美味しさでした。旬の素材を使った鶴乃子は、季節の訪れを感じさせてくれます。

紅はるか 鶴乃子|小ぶりで食べやすい、お芋の風味が広がる秋の楽しみ

お芋の濃厚な風味と小ぶりなサイズ感でつい手が止まらない

秋限定で登場する『紅はるか 鶴乃子』は、見た目もほんのり紅色でかわいらしい見た目でした!通常の鶴乃子よりも一回り小さいサイズ感が特徴で、ちょっと甘いものがつまみたい時にぴったりの大きさなのです。

口に入れると、ふわっとした生地の食感とともに、紅はるかならではの風味がいっぱいに広がりました。いつもの鶴乃子も美味しいのですが、期間限定の鶴乃子もまた違ったおいしさがありますね。

鶴乃子はどこで買える?現地から通販まで選べる買い方

福岡のお土産として有名な鶴乃子ですが、その買いやすさも魅力の一つです!現地では博多駅などの便利な場所にある店舗、通販なら公式ショップで安心してお取り寄せができます。旅先での買える場所から便利な公式通販まで、整理しつつ見ていきます。

博多駅や福岡空港など現地の主要な販売店

駅や空港なら移動の合間に種類豊富な鶴乃子が買えて便利

福岡土産の定番である『石村萬盛堂 鶴乃子』を手に入れるなら、旅行者にとっては最もアクセスしやすい博多駅や福岡空港の店舗がおすすめです。本店は風情があるので素敵なのですが、駅から少し歩く必要があるため、スケジュールに余裕がある時にしか予定に組み入れづらいという事情もあります。

駅や空港の店舗は品揃えも充実していて、サッと立ち寄って購入できるのが魅力です。ただ、実際に現地で買ってみて気づいたのですが、ふわふわのマシュマロ菓子は意外とかさばります。私のスーツケースはかなりギリギリでした。

これが欲しい!と厳選できないときは、通販も検討してみると良いかもしれません。

出掛けなくても気軽に買える!オンラインショップでの購入

公式オンラインショップなら荷物を気にせず献上や限定品が手に入る

「現地まで行けないけれど、あの味が恋しい」「荷物を増やさずにいろんな種類を楽しみたい」というときには、通販でのお取り寄せがぴったりです。特に楽天には『石村萬盛堂』の公式オンラインショップがあり、普段使いできる総合通販のサイトで購入できて便利です。

石村萬盛堂の公式オンラインショップは、定番の鶴乃子以外にも、皇室献上の歴史を持つ格式高い『献上鶴乃子』や、期間限定のフレーバーまで幅広く揃っています。現地で買うとかさばってしまう鶴乃子なので、こういった通販を活用するのも一つの方法かもしれません。

定番品以外も幅広く取り扱ってくれているのが嬉しいです!

まとめ

Q
「献上」と普通の「鶴乃子」はどちらを選ぶのがおすすめ?
A

用途に合わせて特別感か手軽さで使い分けるのがベスト

大切な人への贈り物や自分へのご褒美なら濃厚な「献上」、普段のおやつとして楽しむなら気軽に食べられる「通常版」がぴったりです。

Q
マシュマロ生地のお菓子って甘すぎて飽きないかな?
A

ふわしゅわ食感と黄味餡のバランスが良く上品な甘さ

マシュマロ自体は甘すぎず口に入れるとふわっと溶けていく感じの軽さです。中の黄味餡のまろやかなコクとバランスがぴったりで、くどさは感じません!

Q
旅行のお土産にする場合どこで買うのが一番いいの?
A

荷物が増えるのが心配なら、移動手段の近くの店舗や公式通販を活用するのが賢い選択

帰り際の駅や空港をはじめ、荷物を増やしたくない時や限定品もじっくり選びたい時には通販も便利です。

歴史ある銘菓「鶴乃子」は、そのふわふわ食感で食べた人を幸せな気持ちにしてくれます!自分へのご褒美にちょっと良い「献上」を選んだり、季節の味を楽しんだりと、お気に入りを見つけてみてくださいね。

福岡の鳥をモチーフにした銘菓といえば「鶴乃子」と同じくらい「ひよ子」も有名です。東京の銘菓なのか福岡の銘菓なのか不思議になってしまうこのお菓子、実は個性があって楽しい銘菓です。そんなひよ子を実際にいろいろ食べ比べてみた記事もあるので、気になるときはぜひこちらも読んでみてくださいね。

テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました