『貧血予防にドライフルーツ』『ドライフルーツで鉄分補給』といったイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。デーツもそんなドライフルーツのひとつです。実際、どれくらい補給できているのでしょう?
同じように栄養満点と言われているドライフルーツや、鉄が豊富と言われているものと比較しながら、デーツはどのくらい鉄分を摂ることができるのか解説していきます。
デーツには貧血に効く鉄分が含まれている?
デーツは栄養満点と言われますが、実際にはどのくらいの鉄分が含まれているのでしょうか?まずはデーツ自体の栄養から見ていきます。
デーツに多い栄養素とは?
デーツは、主に食物繊維とミネラルが多いフルーツです。特に、カリウムやマグネシウムはとても秀でています。カリウムは550mg、マグネシウムは60mg含まれています。
気になる鉄分はというと、0.8mgです。この数字だけ見ると、『むしろ少ないのでは?』と思ってしまいます。しかし、同じミネラルであっても成分それぞれの値の基準が違うため、多いのかどうかを確認するには他の食品と比較する必要があります。
デーツに含まれる鉄分は他のドライフルーツに比べるとどのくらい?
デーツと同じように、栄養満点!と言われるドライフルーツがあります。それらと比較することで、デーツの鉄分がどれくらいの位置にあるのかを考えてみましょう。生だと可食部100gの栄養素が変わってきてしまうため、全てドライフルーツを基準とします。(*1)
鉄分と言えば!プルーンとデーツ
鉄分豊富なドライフルーツの代名詞ともいえるプルーン、その鉄分は1.1gです。鉄分が豊富と言われるプルーンですが、思ったよりもデーツとの差は開きませんでした。
見ためも似ています。プルーンは食感が柔らかくウェットな印象ですね。
他の栄養素も数値が近いものでした。血糖値の上昇を気にするかどうかの違いで、後は味の好みで選んでしまっても良さそうですね。デーツは低GI食品なのですが、そのメリットがデーツを有名にしてくれた点もあります。
見た目がそっくり!なつめとデーツ
デーツと見た目がそっくりのなつめ。実は鉄分がとても多いフルーツです。乾燥させたなつめの鉄分含有量はデーツの2倍にもなります。
こちらもとてもよく似ています。砂糖漬けなのですが、表面は思っていたほどべたつきもありません。
ただし、なつめは無添加の状態で食べるのは難しい風味をしているため、そのまま食べる目的の商品はその多くが砂糖漬けです。とてもおいしいのですが、うっかりすると砂糖の量がとても多くなってしまうので、その点に注意が必要になります。
まとめ
デーツは、食物繊維やミネラルが豊富なドライフルーツです。鉄分が豊富であるとして有名なドライフルーツにも引けを取らない鉄分を含んでいます。
ドライフルーツは、ぞれぞれに特に得意な栄養素を持っています。おいしく食べられることが大切ですが、おいしい上にさらに栄養を摂ることができれば一石二鳥です。生活のお供になるお気に入りを見つけてみてくださいね。
デーツは産地ごとに大きさも味も異なっていて、とても種類が豊富です。選択肢が多いことが楽しいドライフルーツでもあります。産地ごとのデーツをまとめていますので、デーツに悩んだときには参考にしてみてくださいね。